定期的な健康診断①
健康診断はなぜ必要か
家族の一員であるわんちゃん、ねこちゃんが長生きしてくれることは、誰もが望んでいることです。でも本当に重要なのは「健康」で(動物たちに苦しみがなく)長生きしてくれることです。
治らない病気になってしまうのは、人も同じですが運命として避けられないものもあります。でも、予防や早期発見をすることで、ならなくてもいい病気を防いだり、早い段階での治療により完治したり過ごしやすい期間を延ばすことができる場合もあります。
普段元気そうに見えていても、飼い主様の目に見えないところで病気が進行している可能性もあるのです。
したがって、健康な時に行う健康診断はとても大切です。
当院では病気の早期発見、早期治療により、動物たちが元気で長生きをしてくれることを目指しております。
健康診断では次の3つの検査がメインとなります。
- ①一般身体検査
- 毎回の診察時に行っている検査です。体重・視診・触診(身体にしこりや痛みがないか)、聴診(心臓・肺・腸の動きに異常がないか)などを行い、病気の前兆や体の外から分かる異常がないかなどをチェックします。
- ②血液検査
- 時間、処置ともに簡易な検査です。貧血、炎症がないか、肝臓や腎臓の異常や栄養状態、脂質の状態がわかります。また、ホルモン異常による疾患についても見ることができます。
- ③画像検査(レントゲン検査・超音波検査)
- 心臓超音波検査では心臓の内部構造や血液の流れをレントゲンよりも詳しく評価できます。腹部超音波検査では各臓器の形態上の異常や腫瘍を発見することができます。 予約制の検査になります。レントゲン検査では、心臓・肺・骨・腹部臓器(肝臓・脾臓・腎臓・副腎・膀胱・消化管)に異常がないか確認することができます。 心臓超音波検査では心臓の内部構造や血液の流れをレントゲンよりも詳しく評価できます。腹部超音波検査では各臓器の形態上の異常や腫瘍を発見することができます。 わんちゃん、ねこちゃんは生後1年程で成犬、成猫になり、以降1年で4~6歳年をとります。当院では1年に1回(6歳以上の中~高齢では1年に2回)の健康診断をお勧めします。