にゅうた動物病院コラム

犬の去勢手術とは~男の子のわんちゃんを迎える飼い主様へ~

犬の去勢手術とは~男の子のわんちゃんを迎える飼い主様へ~

犬の去勢手術と聞いてどんなことを想像しますか?
《よくわからないけど、人間の都合で手術してかわいそう》《今後子供をつくらせてあげたくなるかも》
このようなマイナスイメージを持つ方が多いかもしれません。
そこでこのコラムでは、去勢手術の良い点や注意したいポイントをご紹介します。
迷われている方のお役にたてば幸いです。

目次
1.犬の去勢手術とは
2.オス犬の特性や病気について
3.去勢手術のメリット・デメリット
4.病院選び
5.手術の流れや料金について
6.最後に、、、


1.犬の去勢手術とは
犬の去勢手術は様々な病気の予防やホルモンが関連する行動(マーキング行動など)をコントロールするために行います。実際の手術の内容は、精巣(睾丸)の摘出を行います。


2.オス犬の特性や病気について
ではなぜ、去勢手術をおこなうのか、オス犬の特性や病気についてお話しします。
オス犬は6~7か月頃(早い子では5か月ぐらい)から性成熟による行動の変化が出てきます。
※片足をあげておしっこをし始めるのもサインのひとつです。

性成熟に達すると、マーキング行動やマウンティング行動をしはじめます。
マーキング行動には自分の存在をアピールする目的や高い位置に排尿することで「ここは自分の縄張りだよ」と周囲の犬に知らせる目的、その他心理的要因があるといわれています。
排尿では?と思うこともありますがマーキングは、少量の尿を色んな場所(主に垂直物)に印のようにしているのが特徴です。

マウンティング行動とは他の犬や人、モノに自分の腰を押し付けて腰を振るようにする行為です。
交尾と同じ動作なのでわかりづらいですが、犬同士の上下関係を確かめたりコミュニケーションの一部、ストレス発散等でする行為です。
もちろん、性的に興奮したときもこの動作をするため、メス犬にそのまま交尾をしてしまわないか注意が必要です。

どちらも犬本来の習性による行動ですが、コントロールができるとしつけがしやすかったり、トラブルを回避できたりと、より飼いやすくなります。

オス犬がかかりやすい病気について、
1.精巣腫瘍
2.会陰ヘルニア
3.肛門周囲腺腫
4.潜在精巣(停留睾丸)からの腫瘍
上記の病気はだいたい5歳頃から発症リスクが高まるといわれていますが、去勢手術をすることで発症を予防することもできます。

病気にかかると、投薬や通院、入院(場合によっては介護)など、精神的、金銭的に負担がかかるのでできるだけ避けたいところです。
予防できる病気は予防して、健康で長く一緒に暮らせることが願いです。

3.去勢手術のメリット・デメリット
去勢手術のメリット
・命に関わるような病気の予防
・病気の予防をすることで、将来的な医療費が抑えられる
・しつけがしやすい(育てやすい)
・災害時の避難の際、去勢手術をしていないと同行できない可能性がある

特に見落としがちなポイントして、災害時の同行避難です。
同行避難のルールとして去勢手術の必要があるか、各自治体によってルールが変わります。
確認をしてください。

(相模原市は、去勢手術の条件はないようです。令和3年8月時点)

参考:相模原市ホームページ
https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kurashi/kenko/pet/1020618.html

自治体のルールで避難できたとしても、避難先で不必要な繁殖をしてしまう場合もあります。
住民の方々に迷惑をかけないためにも、不妊・去勢手術は環境省から進められています。

参考:環境省 災害時におけるペットの救護対策ガイドライン
※PDFファイルをダウンロードします。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2506/ippan.pdf

去勢手術のデメリット
・ホルモンバランスの変化により太りやすくなる
・麻酔のリスクがゼロではない
・手術後に数日元気が落ちることがある
・繁殖ができなくなる

 

4.病院選び

去勢手術は今後のための予防的な手術ですので安心安全が大前提です。手術にあたって異常がないかをみるための「レントゲン検査」「血液検査」「血液凝固検査(出血のリスクの評価)」を実施してもらえるかを確認しましょう。

また、まれなケースにはなりますが術後に体調不良を起こしてしまったり回復が遅くなることもあります。そういった場合にも気軽に相談ができるような動物病院を選びましょう。術前の相談や普段の診察で十分なコミュニケーションがとれる病院だと感じられることが重要なポイントです。

にゅうた動物病院では、お腹の中に糸を使わない安全な手術を行っています。
従来、避妊去勢手術は「糸」を使い血管を結ぶ方法で行われてきました。
しかしその結果、体内に残った「糸」が引き起こす「縫合糸反応性肉芽腫」という病気が起こることがあります。

「糸」を使用しないで手術のできる機器を導入しており、縫合糸肉芽腫のリスクを下げ、短時間で安全な手術を行うことにより動物への負担も軽減できます。
また、手術にあたって『痛み』への配慮を積極的におこなっています。人と同じようにわんちゃんも痛みは苦痛に感じます。できるだけそういった思いをさせないように手術や術後の管理をしています。

 

5.一般的な手術の流れや料金について
一般的に
まず、手術前に説明を行います。
日程に合わせて術前の検査を行います。
手術前日、手術時間に合わせて食事がとれる時間が決められると思います。確認をしてください。
手術当日、体調に問題なければ入院して手術を行います。
手術後の経過観察のため1泊程度入院して翌日のお迎えになります。

料金は、体重によって変わります。
5Kg以下の体重で25,000円~30,000円の動物病院さんが多いように思います。
注意点として、術前検査費用、麻酔代や入院費が別の場合もあるので確認をしてください。

にゅうた動物病院では、25,850円(税込)~去勢手術を行っています。
麻酔、1泊入院、術前検査(レントゲン検査、血液検査、血液凝固検査)もすべて費用に含まれています。

⇒にゅうた動物病院の去勢手術について詳しくはこちらから

 

6.最後に、、、
去勢手術なんてかわいそうと思う気持ちもよくわかります。
しかし、ワンちゃんが家族として人と共に生きていくためには人間の社会ともうまくやっていく必要があります。去勢手術を受けるということは、人とワンちゃんがお互いにハッピーに暮らしていくための重要な方法のひとつだと思います。

みなさんの日常に寄り添う動物医療を提供しますのでぜひご相談ください。

相模原市 相模大野・東林間の動物病院 にゅうた動物病院

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